たけのこご飯を作り、父の話を聞く

たけのこの季節が始まりました。裏の竹藪にたけのこがニョッキと顔を出します。

竹藪ではないところにも生えてくるので、たけのこに気づかずにつまづく事もあるんです。

若い頃はたけのこなんて特に好きではなかったのですが、旬のものは美味しい、体に良い思うようになりました。最近はせっせとたけのこ作業(食べれるまでにする工程)に精を出しています。

①たけのこをくわで掘る ②皮をむく ③茹でる ④調理する

一連の作業って結構大変なんです。昨日は朝からたけのこご飯を作り実家に行ってきました。

毎週末実家に顔を出す

実家は一昨年の暮れに母親が亡くなり、父親と独身の弟の二人暮らしです。父親も87歳。年初に脳梗塞で入院をしましたが、今は元の生活ができるまでになりました。食事は弟、洗濯は父親の担当です。

私は話し相手に行く感じです。そして実家の近くにある母親のお墓参りに歩いて行くのがお決まりパターンです。

実直な父親は人の悪口というか。。。不義理をする人の話ばかりします。例えば、自分は何回もその家の葬式に顔を出しているのに母の葬儀に来なかったとか・・・

もう代も変わっていたりで仕方のないこと。

毎回、同じような話を初めて話すかのように話します。いろんなバージョンがあります。

まあ、どうにかする訳でもなく聞いていれば良いだけなんですけれど。はっきり言うと、またその話かーと思いますし、もういいじゃんとかいってしまう時もあります。

毎日テレビを見ているくらいで、昼過ぎには洗濯を取り込むと。お友達ももう一人で出掛けられなかったり、亡くなったりしているので人と話すこともあまりありません。

デイサービスを勧めたのですが、『あんなとことには行きたくない』と。

人とお話ししたりするのは嫌いではないので、行けば気晴らしになるのでは?と思うのですが。本人の意思固く現在の状況になっています。

最近は、杖をついてやっと歩いている状況。歩かないと動けなくなるので、一生懸命歩いているようです。『体もあちこち痛いし、俺ももう長くはない』と口走ります。

持って行ったたけのこご飯とかきたま汁を作りお昼を食べました。『美味しい。美味しい』とおかわりして食べてくれました。

そんな言葉を聞くとこちらも嬉しくなります。また作ってくるねと思います。

実家に行きたくない時もありますが、今 私が父にやってあげられることはこのくらいなのかなー こんなのんびりとした時間を過ごせるのは今なのかな と思う今日この頃です。

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